秋の水槽大掃除
ともあれ、親のところにおいてある水槽、というか、睡蓮鉢の大掃除をいたしました。
この睡蓮鉢、飼っている金魚二匹にとっては少々狭いので、汚れが溜まりやすいのですよ。もっと大きめの入れ物で飼えれば良いのだけど、もろもろの事情があって難しいもので、やむを得ず、水替えを多めにするなどでしのいでいる状態。汚れが溜まりやすいので、年に二回の大掃除をしている。
そんなわけで、先日の土曜日、水温も落ち着いてきたので、大掃除をしました。
まずは、金魚どもをバケツに退避。
赤い方は、甥っ子が金魚すくいでゲットした小赤。・・・もはや全然小さくないけど。
もう一匹は、朱分金。同じ年に入手した、当歳魚だけど、二匹揃って、今年で確か10年ぐらいだと思う。
つづけて、金魚をどけた睡蓮鉢の水を抜き、濾過装置を取り出す。睡蓮鉢は狭いので、底面濾過と投げ込み式を併用している。普段の水替えでは、投げ込み式のほうだけ洗っているのだけど、大掃除なので、今回は砂利の底に埋めてある底面式濾過も掃除する。
この底面濾過装置は、箱のようになっていて、ばかりと開くことができるのだ。なかなか便利。
なかはと言うと、当然のごとく、汚れて泥だらけになっているので、これを綺麗に掃除する。
合わせて、睡蓮鉢のなかの砂利も、二度ほどざっとすすいでおく。
掃除に使う水は、カルキを抜いたものを使用する。水道水そのままだと、カルキで、濾過の主役バクテリア様が全滅しかねないので。
一通り洗い終わったら、再び底面濾過の箱を砂利の底に埋め戻す。
ちなみに、睡蓮鉢の内側に付いている苔については、わざと洗い落としていない。この苔は、この先冬になった時に、鉢の水の保温に役立つからだ。
ついでに、暖かい日など、金魚が「小腹が空いたな〜」でつまみ食いする食料にもなるし。
全部組み付けが終わったら、避けておいた金魚戻す。・・・のだけど、水槽が小さいせいもあり、金魚を避けておいた水だけだと、水量が少なく、戻した時に水深が足りなくなるので、そのまま、どばっ、とは戻せない。かといって、新水を張っておいて、そこに戻すのも、水質が急変してしまうので好ましくはない。
そこで一工夫。
こんな風に、金魚がいるバケツごと、睡蓮鉢の中に入れてしまう。そして、新しく追加する水を、エアチューブとサイフォンの原理を利用して、バケツの方にゆっくりと注ぎ込むようにする。こうすることで、金魚がいる水の水質変化が緩慢になるようにしてやるのだ。
バケツから溢れた水は、そのまま睡蓮鉢に溜まるので、適当な水量まで溜まってから、金魚を睡蓮鉢に移してやれば良い、と言う寸法。
あとは、こんな感じでタラタラと水を追加。のんびりとお茶を飲みながら、待つこと二時間弱。
適当な量の水が溜まったら、バケツから睡蓮鉢に金魚を移動させる。
ついでに、投げ込み式の濾過装置を戻してから、さらに水を追加。
水が一杯になったら、大掃除完了。
これで、安心して冬を越せる。