B級っぷりがたまらない
そして本日、というか、昨日やっていた映画に、久しぶりにひっくり返ったのですよ。
「MEGA SHARK vs GIANT OCTOPUS」という映画だったのだが。
日本語にすると、「どでか鮫対巨大蛸」。もう、タイトルからしてB級を絶叫している。
そして始まった映画の冒頭。なぜか、潜水艦の発進シーンと雪山の空撮シーンの目が痛くなるようなザッピング。
その映像の潜水艦が、オモチャ臭いことったらない。
しかも、海生生物の話なのに、なぜ雪山のシーンが流れるのか。意味がサッパリわからない。
さらに、なぜか、その雪山の映像が、妙に綺麗なんだよね。
・・・これって、絶対「資料映像」だよね、そうだよね! どう考えても、本編のカメラと性能違いすぎるもんね!
話の初っぱなから、いきなりの資料映像たれ流し。よほど制作費が無かったのか、たんにケチっただけなのか。
いずれにしろ、もうこの時点で、◎B級だ。期待度MAX。
そして始まった映画の内容が、もう、期待通りのB級っぷりで、最高。
巨大鮫が旅客機を襲うシーンとか。
その直前、客室乗務員が「エアポケットが云々」って話してたよね。
その前後の雲のシーンとかあるし、どんなに少なめに見ても、旅客機の飛行高度、五千メートルは下らないよねえ。
つまり、この鮫ちゃんは、海面から五千メートルの超絶ジャンプをカマして襲いかかったことになるんだけど。
・・・跳べるかっ! よしんば飛べたとして、その後の五千メートル自由落下プラス着水で、体が粉々になるに決まってんだろ!
駆逐艦(でいいのか?軍事にはあまり詳しくない)が攻撃するシーンとか。
「距離500ヤード(約450メートル)、射程圏内に入りました!」「よし、砲撃開始!」
射程距離からして、てっきり魚雷だと思っていたら・・・え、砲撃? そして次のシーンで、・・・主砲かよっ!
しかも、その主砲、砲身が水平、というか発射態勢にすらなってない。
じゃあ、主砲準備の映像があるのか、と思いきや。
なんと、そのまま見事に発射して・・・ああ、自分の船体に砲弾が直撃して・・・以前の問題で、火花がセコいっ!
たとえて言うなら、ライターの着火に失敗しました、程度の火花が、砲の先端に、ポンポンと。
そのセコさを誤魔化すためか、無駄に全画面のホワイトフラッシュを差し挟んでいたり。
・・・・なんだろうな、この違和感。
そして、ここで気がついた。このシーンも資料映像かよっ!
特殊部隊が突入してくるシーンとか。
制圧が目的のハズなのに、しかも相手が丸腰一般人なのに、たかが数メートルの距離でレーザー照準器とか。
しかも、その距離の照射で、既にポインタの光が拡散しているんですけど。ついでに、照準の光が明るすぎだよね。
さらに突っ込むと、銃口と照準の明かり、どれ一つ合ってないし。
・・・これって、絶対、プレゼンテーションでスライド表示なんかに使用している事務用レーザーポインタだよね!
しかも、ひどい安物使ってるねっ!
あまり書くとネタバレするから、このへんで。
つづきは、是非自分で見て、腹を抱えて下さい。
B級、万歳\(^o^)/。