金魚水槽大掃除
まずは、道具の準備。
今回使用したのは、水を抜くためのポンプ付きホースと、15リットルのバケツ二つに、13リットルのバケツを一つ。
あとは、水槽掃除用のスポンジ(洗剤の使用歴がないスポンジ、なければ新品を用意)と、カルキ抜きのハイポ。
これで、60cmの水槽をお掃除する。
まずは、飼育水の上澄みを、15リットルのバケツ二つに取り分ける。
つまり、水槽の水を、なるべく綺麗な状態で確保しておく。
このバケツのうち、一方に、飼育中の金魚を隔離。
こんな感じ。
ついでに、良い機会なので、日光浴。
ただし、あまり長時間日に当てすぎると、バケツの水温が急上昇するので、ほどほどに。
水槽に残った水は、一部を13リットルのバケツに確保して、お掃除に流用。さらに残った水は、廃棄。
そして、空になった水槽を、水洗いできる場所に移動(このとき、濾過装置に残った水がこぼれないように注意)。
外でも庭でもベランダでも風呂場でも、水仕事がしやすい場所なら、どこでもOK。
今回は、水槽の大掃除なので、濾過装置は洗わない。
お掃除するのは、
これだけ。
- 水槽本体
- 飾りの小道具(鳥居とお地蔵さん)
- 水槽内の岩など
- 濾過装置のうち、水槽内にある水の吸い上げ部(写真で左側にある黒いパーツ)
- 同じく、濾過パーツのうち、水を水槽内に戻すパーツ(写真で左側にある透明、もとい、光で白っぽく見えるパーツ。一部苔で茶色かったりする)
- 温度計
これらのパーツを、カルキを抜いた水で、洗剤は使わずに水洗いをする。
まずは、水槽のパーツ類を、13リットルのバケツに取り分けておいた飼育水で、スポンジを使って丁寧に洗う。
苔類は、なるべく落とそう。
続いて、水槽本体の掃除。まずは、13リットルのバケツに水道水を取り、ハイポでカルキを抜く。
軽くかき混ぜて、ハイポが溶けきったあたりで、使用可能。
水槽に金魚はいないので、水温まで合わせる必要はない。
この水を、水槽にジャバリと注ぎ込んでから、底砂利を軽くかき混ぜるようにして洗ってやる。
あまりガシャガシャ洗いすぎると、底砂利にお住まいのバクテリアが、全て流されてしまうので、ほどほどに。
ちなみに、うちの水槽の場合、去年の冬前に一度大掃除をしているので、軽く二度ほどかき回した段階で、
この程度で済んだ。
例年だと、底砂利が濁り水で見えなくなる程度まで汚れる。
このときに、併せて水槽上部のフレームやら、水槽内外側のガラスなども洗ってしまおう。
特に、内側のガラスなどについた苔は、スポンジで丁寧にこそぎ落とす。
掃除が済んだら、水を捨てて、もう一度、カルキを抜いた水を注ぎ込んで、底砂利を軽くすすぐ。
この水を捨てたら、お掃除はおしまい。
あとは、水槽の再設置。
・・・の前に。まずは、水槽を設置していた場所を、軽く拭き掃除。
準備が済んだら、水槽を、元あった場所に戻す。
ついでに、水槽のガラスに割れがないか、水漏れがないか、を確認しておこう。
水槽を戻したら、砂利をならして、小物類を設置し直す。
砂利の敷き方は、基本的には平らに、見栄え重視であれば、手前を浅く、奥を深めに。
水槽を横から見た時に、このぐらい。
写真左側が水槽手前。
ただ、あまり神経質に敷く必要はない。
というのも、飼っている金魚の意地汚さによっては、ほどなく
こうなるから。
同じく、写真左側が水槽手前。
掃除直前の砂利の様子だが、見てわかる通り、手前が極端に厚くなっている。
なぜこうなっているか、というと、金魚どもの仕業だったりする。
うちの水槽では、水槽の、この砂利が厚くなっている上のあたりで餌を投入している。
で。
その癖がついている金魚たちが、このあたりでせっせと餌探しをして、せっせと砂利を突き回った結果。
このように、見事な量の砂利が移動してきた、というわけ。
それにしても、どんだけ意地汚いのやら。
閑話休題。
小物の設置が終わったら、取り分けておいた飼育水を戻す。
15リットルの水槽に取り分けておいた飼育水のうち、金魚を入れておかなかった方の水を戻すと、
このぐらいの水深になる。
なんとか金魚が泳げる程度。
ここに、もう一つのバケツから金魚戻して、さらにバケツの水も水槽に追加。
バケツから水槽に水を戻す時は、サイフォンの原理を利用しつつ、
出口側の水を、手のひらで受けるようにしてやるとよい。
こうすると、底砂利が舞い散ったり、小物が倒れたりするのを防ぐことができる。
そして、
作業の邪魔をしに来るヤツが。
慣れている金魚だと、物珍しさから、手を突きに来るようなヤツもいたりする。
ともあれ、取り分けておいた飼育水を、全て水槽に戻したら、一段落。
慣れれば、ここまでの作業にかかる時間は、1時間も要らない。今回は、40分程度で完了。
あとは、足りない分、新しいカルキを抜いた水を水槽に足す。
新しい水を足す時は、上のように、太いポンプではなく、エアーチューブのような細いホースを利用して、ゆっくり水槽に追加していこう。
これは、水質の違う水は、なるべくゆっくり追加することで、水槽の水質変化を緩やかにして、金魚に与えるダメージを減らすためだ。
以上で、
水槽の大掃除、完了!
お掃除のコツは、
- 水槽のガラスはスポンジで丁寧に水洗い
- 底砂利は洗いすぎない
- 金魚を移す時は、丁寧に
- なるべく元あった飼育水を利用して、水質の変化を抑える
あたりかな。特に、最後の水質については、注意。
水質が急変すると、金魚は、暴れ出したり、妙に元気よく泳いだり(実は苦しんでいます)、あるいは、逆に元気がなくなってしまったりする。
掃除後、金魚の様子が普段通りであれば、花マル。