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小物編 #5

手始めに、湯飲みと急須を作ってみる。

注ぎ口の作成・その2

では、前回作成した注ぎ口のつけ根から、注ぎ口を引っ張り出してみよう。このような加工には、ベベルが便利だ。

ところで、あとから気がついたのだが、この機能、shadeのFAQページでは、MacOSX/64bitでは使用できない、と書かれている。ところが、スクリーンショットを見てもらうとわかる通り、なぜか加工できていたりする。いやその・・・気づかずに作業していただけなんだけど。とはいえ、公式には「使用できない」となっているので、Macでは作業環境に32bitを使用した方が良さそうだ。そのほかにも、プラグインマネージャやブーリアンモデリングなど、OSX/64bitで制限されている機能が惜しいし。・・・せっかくの64bit環境なのに、勿体ないなあ。

まずは、引っ張り出す(押し出す)面を選択する。

注ぎ口の作成#13

次に、「ツールボックス:編集」「メッシュ」にあるベベルボタンを押す。すると、ベベルに関する機能一覧が、下のツールパラメーターに出てくるので、

注ぎ口の作成#14

ベベル方法に押し出し(左から二番目)を選択する。併せて、何度か試行してサイズを決めたいので、「1回の処理で確定」のチェックボックスを外しておく。

設定が済んだら、作業しやすそうな図面の適当な位置で、マウスダウン。すると、作業用のジョイスティックが出てくるので、

注ぎ口の作成#14

この状態で、マウスを上下に動かすと面が押し出されたり凹んだりする。また、左右に動かせば、押し出された面の大きさが、大きく広がったり、小さく縮んだりする。

これで、急須の口に適当な長さになるまで、面を押し出してやる。ただし、面の大きさは、この時点では変更しない。

押し出す長さや大きさが決まったら、ツールパラメーターにある確定ボタンを押すと、ベベルが確定する。最終的に、

注ぎ口の作成#16

こんな感じにした。

ただし、このままだと、急須の口が下を向いてしまっているので、マニピュレーターで高さを調整。

注ぎ口の作成#17

これで、注ぎ口の長さが決まった。

 

つづいて、注ぎ口の形を整える。注ぎ口の形状だが、よく見ると、根元がぼってりと太く、中程から急に細くなって、急須の口へとつながっている。つまり、単純な錐ではない。そこで、急須の口を絞る前に、真ん中のぽってりと膨らんだ位置で、ポリゴンを切断しておく。

切断の仕方は、湯飲みの糸じりの時と同じ。

注ぎ口の作成#17

こんな感じ。

つづいて、注ぎ口。ここを絞って細くするのだが、この作業の前に、まずは先端を平らにならしておこう。これには、形状編集の頂点で作業をした方がわかりやすい。

頂点モードで、急須口の先端にある頂点を、全て選択する。そして、「ツールボックス:編集」にある整列ボタンを押すと、

注ぎ口の作成#19

サブメニューが出てくる。今回は、選択した頂点を、Z軸に対して平らにならしたいので、前に整列を選択する。

ちょっとわかりづらいメニューなので、選択した複数の頂点の揃え方をまとめると。
X座標を揃える Y座標を揃える Z座標を揃える
一番大きな値に揃える 右に整列 上に整列 前に整列
真ん中に揃える 左右の中心に整列 上下の中心に整列 前後の中心に整列
一番小さな値に揃える 左に整列 下に整列 後に整列
となる。実際に図面に見えている「上下」や「左右」ではなく、あくまで「座標軸に対して」の変更なので注意。

これで、急須口の面が平らになる。あとは、マニピュレーターで口をきゅっと絞って、上に持ち上げて、

注ぎ口の作成#20

急須口の向きを、同じくマニピュレーターでクイと傾けてやる。

注ぎ口の作成#21

最後に、注ぎ口の膨らみを整えて、

注ぎ口の作成#22

注ぎ口の作成#23

 

注ぎ口の完成!


さて、次に取っ手の作成だが。取っ手は、プリミティブを変形させて作るが、注ぎ口とは違い、胴体とは一体化しないでおく。

具体的にどうするか、については、次回。