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人物編#7

ローポリでキャラを作ってみる

指の接合・その2

さて、次に接合するのは、親指。

その親指だが、自分の手を見てもわかる通り、人差し指〜小指とは異なる角度で手に接合しているんだな。

というわけで、まずは親指のパーツを、丁度良い角度に捻っておこう。

手の作成#25

こんな感じ。

 

準備ができたら、親指と手のパーツを、パートにまとめて一つのポリゴンメッシュに合成。

そして、手首側の一カ所(小指側の稜線を張った時と同じ位置)に頂点を一つ作成して、新しい稜線を一本張る。

手の作成#26

さらに、作成した稜線の両脇に、新しい稜線を引いて、ポリゴンを2枚作成する。

手の作成#27

選択中の、この2枚が、新しく出来たポリゴン。

 

そして、不要となった内側のポリゴン1枚を削除。

手の作成#27

このポリゴンですな。

 

さらに新しい稜線を張り、新しいポリゴンをペタペタと作成。

手の作成#27

これで、手の甲側のポリゴンが、ひとまず完成。

 

つづけて、手のひら側を仕上げよう。

まずは、手首の位置に、新しい頂点を追加。

手の作成#27

この位置。

作成した頂点と、人差し指の頂点の間に、新しい稜線を作成して、ポリゴンを分割し、

手の作成#27

うち一枚(上図の選択中のポリゴン)を削除。

そして、ぽっかり空いた穴を塞ぐように、親指つけ根の頂点との間に新しい稜線を張って、ポリゴンを新規作成する。

手の作成#27

選択中の黄色い稜線3本を追加した。

これで、親指と手のひらの接合が完了。

あとは、親指のつけ根に、関節と同様のポリゴン分割を施してやれば、

手の作成#27

 

親指の完成!

 

 

手のポリゴンを整理

さて、全ての指が接合し終わったところで、一度、ポリゴンを整理しておこう。

ここで言うところのポリゴン整理とは、

  1. 五角形以上のポリゴンを、四角形にする。
  2. 四角形のポリゴンのうち、歪みが激しいポリゴンについては、三角形に分割する。
  3. 手の凹凸を整えるため、必要最小限の頂点を追加して、全体の形状を整える。
  4. 不必要に設定された頂点は削除して、不必要に張られているポリゴンを減らす。

といった作業のこと。

ちなにみ、なぜ四角ポリゴンの歪みを補正する必要があるかというと。
たとえば、以下のような頂点を持つポリゴンがあった場合。

ポリゴン分割による変形#1

このポリゴンを、AC間で分割すると、全体の形状は、

ポリゴン分割による変形#1

このように、凸形状となる。
ところが、BD間で分割した場合は、

ポリゴン分割による変形#1

このように、凹形状となってしまうのだ。
ローポリの場合、ポリゴン間の接合角度は、得てして急になりやすい。
しかも、手のパーツとなると、複雑な形状をしているせいで、ポリゴンの画数が多いまま放置してしまうと、思わぬ分割や形状になってしまうことが、往々にしてある。
意図しない凹凸になってしまうのを回避するためにも、入り組んだ形状を作るときは、なるべく手動で三角分割するようにしておこう。

 

さて、このポリゴン整理については、いまのところ、ノウハウと言えるほどのものはない。

実際にさまざまな形状を作っていくなかで、自分なりにコツを習得してしまうのが、一番の早道だろう。

・・・と、放置してしまうのもなんなので、参考までに、今回の形状をどのように整理したかというと。

 

まず、手のひら側だが、

ポリゴン分割による変形#1

上図の赤丸位置に、新しい頂点を作成してから、この頂点を中心に、ポリゴンを分割し直した。

こうすることで、親指のつけ根の膨らみと、親指を内側に折り曲げた時の形状が自然になるようにしている。

 

つづけて手の甲側だが、

ポリゴン分割による変形#1

特に新しい頂点は追加せず、既存の頂点を結ぶに留めている。

以上で、手が完成。

・・・で、手のパーツと言うことで、毎度のポリゴン数チェック。
現段階で、

手のポリゴン数

こんな感じ。

全て三角ポリゴンにした場合、114+122x2=358ポリゴン、と出た。
指を六角ポリゴンで作成した割りには、予想したほどポリゴン数が増えていないなあ。
自分なりに、ぼちぼち進化していると言うことかな。よしよし。

 

 

手と腕の接合

手のひらが完成したので、これを腕と接合し、腕全体の形状をまとめよう。

接合するためには、例によって腕のポリゴンメッシュと手のポリゴンメッシュを一つにまとめる必要があるわけだが。

その前に、接合しやすいように、一工夫。

 

手のポリゴンメッシュのうち、腕と接合する部分について。

現在、この部分は、手のひらの元とした直方体の形状から変形させていないので、長方形の断面となっている。

まずは、この部分を、腕と接合しやすいように、こんもりと丸めてしまおう。

手と腕の接合#1

こんな感じ。

 

頂点の間隔は、あまり狭めないようにしておくと、腕と接合しやすい。

 

次に、手の位置を、腕と自然に接合できそうな位置に移動。

現在、手の位置は、かなりアバウトな場所にあるので、

手と腕の接合#2

これをもう少し腕側に寄せて、前後、上下の位置も調整しておく。

ポリゴン分割による変形#1

 

準備ができたら、腕と手のポリゴンメッシュを、一つのポリゴンメッシュにまとめてから、手と腕の頂点を結んで新しいポリゴンを作成。

ポリゴン分割による変形#1

 

あとは、手首周りの頂点の位置を、再度整え直して、

手と腕の接合#5

 

腕のパーツ、完成!

 

というわけで、現時点でのモデルデータがこちら。tokiyori06.zip (約12kb)。

次回は、この腕を、胴体に接合する予定。