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小物編 補遺

小物の作成を終えて見えてきたこと

反省の前に、まずは今回お試しで作成したモデルを晒す。KuusuAndYunomi.zip (約683kb)

 

そして、反省点。一点目は、急須取っ手のつけ根部分。

つけ根部の影忘れ

取っ手側には影を付けたものの、胴体側が抜けている。

じつはこれ、影の色を合わせるのに問題があったために、とりあえず放置しておいた挙げ句、最後に調整するのを忘れていたという、なんとも間の抜けたミスだったりする。もう、馬鹿丸出し。

ちなみに、難しかった理由は、取っ手を埋め込み式にしたことによる。

埋め込み式のギミックそのものについては、問題はない。というより、ポリゴン数を押さえる目的があるのだから、これで正解なのだが。

問題は、色味の統一が難しいことだ。

ポリゴンが連続していたり、あるいは境目でポリゴンが分割されていれば、色味の調整は楽なのだが。

このあたりの調整手法については、今後の研究課題にしたい。

 

二点目は、やはり急須の取っ手部分で、先端の窪み。

取っ手先端の窪みが失敗

ご存じの通り、急須の取っ手は、土管のように中が抜けているのだが。

当初の目論見としては、テクスチャを調整すれば、それなりに窪んでいるように見えるのではないか、と期待したのだが。

結果は、見ての通り、大失敗。

このような場所については、多少ポリゴン数が増えたとしても、湯飲みの水面でやったようなギミックを作り込んでおいた方がいいらしい。

 

以上で、今回のモデル作成で見えてきた、モデル作成上の注意点はおしまい。

モデル自体が簡単なものなので、あまりトラブルもなく終わった。

 

そして、次回は・・・と、行きたいところなのだが。

次回分として予定していた、キャラクター作成編については、shade12の安定バージョンがリリースされるまで、一時凍結したい。

 

今回の小物編でもあげてきたが、現時点でのshade12 (ver.12.0.0, 12.0.1) は、とにかくバグが多いのだ。

なかでも致命的なのが、ポリゴンが破壊される系のバグ。しかも、破壊されたデータがセーブされてしまうのが、非常に問題だ。

ちなみに、MacOSXで使用していると、たまに強制終了に出くわすが、この際にOSXではプログラムのどこで不正終了したかの情報が得られる。どのクラスの、どのメソッド(または関数)の処理中に問題が発生したのかが、ハッキリとわかるようになっているのだ。この情報を見てみると、(クラス名称からの推測になるが)どうやらC++で作成されている部分でメモリを破壊している節がある。つまり、(OSXネイティブ部分はObjective-CのCocoaのクラスが使用されていたことから考えて)Windows版と共用していると思われるプログラム内部に問題がある可能性が見て取れるわけで。Windows版を使用している人にも、この問題は影を落としているんじゃないかと思うんだが…

 

このバグ、特に業務で使用している人にとっては、深刻なんじゃなかろうか。たとえば「あるビルの完成予想モデル」を作成している時に、仕上げたあとから、クライアントの「玄関のデザインをちょっと変えて欲しい」要望に対応したら、なぜか手を加えていないビルの屋上が破壊されてしまった、ようなことも発生しかねないわけだし。さらに、もっと気がつきにくい部分が破壊されてしまい、うっかりそのまま納品してしまいました、なんて事態になったことを想像すると、恐ろしくて使えませんがな。

 

さらに、非常に残念なのが、イーフロンティアさんの対応。もちろん、今回の各種バグについては、いろいろ報告しているわけだけど。そもそもWeb経由でしか報告できず(このためメール送信記録に残せないし、返信内容を整理することも出来ない)(一応、二度目以降はメールで送信できるが、問題点が整理しづらい、という問題は残るわけで)、返答がもらえるまで1週間近く待たされた上で、代用手段があるバグについては「仕様」扱い、肝心のポリゴン破壊については、その後音沙汰なし。

正直言って、あまりにお粗末な対応で、自分が経験したなかではワースト2の内容だったりする。

ちなみにワースト1はマイクロソフトさんで、とある規約上の矛盾点について、質問内容を電話で3度、さらに2度もFAX送信までさせた挙げ句、16年たった今でも回答がない、という、呆れ果てた対応ぶりだ。問題点については、当時となるが、あくまで規約上のものでユーザーさんに不利益がかかる類のものではなかったので、やむを得ず可能な限りの対処をした上で、問題を内包したままで提出した。

 

ただし。今回メール応対してくれた担当者の人のメールからは、苦しい台所事情が推察でき、その上で、僅かではあるものの、出来るだけのことをやりたいという前向きの姿勢も垣間見えたので、ダメ出しはするが、対応できるまで待ってみたいと思う。

 

というわけで。shade12+OSXの続きは、しばしお待ちを。

 

追記: 2011.3.25

shade12の新しいバージョン、12.0.2がリリースされた(3/23日付)。そして、嬉しいことに前向きな対応がなされているので、ここに追記。

まず、修正項目の多さ。短期間であるにもかかわらず、かなりの量の不具合修正がなされている

これは、ひとえに開発陣(もちろん検証担当ほかの方々含む)の努力のたまものだと思う。どうもありがとうございました。

そして、二点目。リリースノート(アップデータに含まれている「お読み下さい」のhtml)に、「既知の不具合」の項目が増えたこと。

これは、報告されているエラーに対して、真摯に対応するよ、という意思表示ではなかろうか。

ユーザーサポート関連の担当者方々も、より良くしようと努力をされている結果だと思う。

地震だの、計画停電だので、大変ななかで、Good Job!。頑張れ、shade開発陣/サポート陣。

 

で。ここからは、ちょっと残念だった点だが。

人物編を凍結した原因であるポリゴン破壊については、まだ修正が完了していないようだ。(「既知の不具合」に書かれている)

まあ、想像される場所と内容からして、修正作業は容易ではないだろうと思う。

どうしたって時間がかかるところだが、これが直ってくれないと、さすがに凍結解除できない。

でも、今回の対応を見る限りでは、きっと対応に全力を尽くしてくれている、と期待できる。

というわけで。

修正、ワクテカでお待ち申し上げます!