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実践-人物編#10

習作の集大成として、キャラクターをモデリングしてみる。

スカートのボーンを作成

スカートに割り当てるボーンは、結構難しい。スカートに限らず、ヒラヒラと動く布のようなものについては、頂点モーフィングによるアニメーションが最も自然に動いてくれる。とはいえ、スカートのように、人の体(のポーン)に併せてヒラヒラするものだと、全てをモーフィングで賄うのは、少々手数が掛かる。そこで、大まかな動きの元としてのボーンを仕込むわけだが。

スカートに割り当てるボーンについては、定石がある。らしい。足のボーンに沿って配置してやると、上手いこと動くとかなんとか。

というわけで、まずは定石通りに仕込んで、

null

こんな感じにしてみた。

スカートの中心軸、前後左右にもボーンを作成してあるが、これは「はい、ホーズ!」でスカートを広げる目的で仕込んだものだ。

だが、これで試してみたところ、どうも上手く広がってくれない。そこで、さらに細かく追加したのだが、これについては後述する。

 

ところで、ジョイントの編集について、追加情報。ジョイントの移動については、実践-小動物編#11でまとめてあるが、編集方法で一点、新しい方法がわかったので追記しておく。以前は、「親子づけがされているジョイントについては、親を動かすと子も追従する」、「親の位置だけを調整したい場合は、一度親子関係を切ってから調整する」と書いたが、親子関係がある状態でも、「形状編集モード」であれば、追従しないことがわかった。

完成図#4

「オブジェクトモード」では、親に追従して子が動く。

完成図#4

「形状編集モード」では、選択したジョイントのみが動く。

これでまた、多少、作業がしやすくなった。

 

ブレスレットとバックルの読み込み

ブレスレットとバックルについては、すでに別ファイルにて作成してある。なので、これを[ファイル]-[インポート]-[形状データ...]で、赤ずきんちゃんのデータに取り込んでやればよい。

小物読み込み

事前の計画では、この時点で腰紐を作成するつもりだったのだが。時間が押してしまっている等々、もろもろの事情が重なってしまったので、腰紐の作成は、断腸の思いで断念することにした。

・・・いや、断腸するほど大袈裟なことじゃないのだけどね。

ともあれ、読み込んだ小物については、すでに作成したボーンに紐づける。ブレスレットは右手首に、バックルはスカートの腰左に紐づけることで、本体の動きに合わせて、ほどよく動き回ってくれる。

 

スカートのボーンを張り直す

さて、スカートのボーンについて。一通り関連づけを終えて動かしてみたのだが。通常の動作では問題なかったのだが。残念なことに、一番の目的のポーズ、つまり、落下傘のようにふわりとスカートを広げるポーズで、作成したボーンだけでは綺麗に広がってくれないことに気がついた。

というわけで、スカートに、さらにボーンを追加して、最終的に、

ボーン作成#6

このように仕上げてみた。無闇にボーン数が増えてしまったが、こうするとで、

ボーン作成#6

こんな感じに、どの角度から見ても、スカートがふわりと広がったように見える。

 

はい、ポーズ!

以上で、全ての工程が完了。仮貼り付けしていたテクスチャをPNGに変更して、ポーズをつける。

ポーズをつけるときは、モーションウインドウを使用してやると、さまざまなポーズを簡単に管理できて良い。本来は、アニメーションを管理するためのウインドウなのだが、静止ポーズでも利用できる。

作業そのものは簡単。ボーンを動かす前に、[表示]-[モーション]でウインドウを開いて、

ボーン作成#6

シーケンス、オートキーにチェックを入れ、タイムラインを適当な秒数に合わせる。あとは、この状態でボーンを動かして、ポーズを決めるだけ。後で別のポーズをつけたい場合は、タイムラインの秒数を変更してからモーションを付け直せばよいし、シーケンスのチェックを外せば、初期の立ちポーズに簡単に戻せる。

 

以上で、全作業が終了、

完成図#4

 

赤ずきんちゃんの完成!

 

それにしても、途中で仕事の都合に振り回されたせいで、異常に時間がかかってしまった。

 

そして、今回もまた、失敗した部分が多々あるにもかかわらず、データを晒してみたりする。akazukin.zip(1.8MB)。物好きな人、どーぞ。

追記:2010.11.14
上記データについて、今頃になってミスがあることに気がついた。ちまちま組んでいたお試しGLプログラムで表示させてみたところ、どうにも表示がおかしい。調べたところ、なんと右半身の面が全て裏返っていたのだ。つまり、右半身を生成した反転コピーだが、面の法線まで反転してしまっていたのだ。というわけで、反転コピーを実行した後は、コピー側の(反転してしまった)面の法線を元に戻す作業が必要なのであった。・・・って、今頃になってこんなことに気づく俺って一体・・・ orz 。

さらに、反省事項も多々あるわけだが。これについては、総括がてら、後日「補遺」として上げる予定。