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練習-小物編 #14

習作用に鍋をモデリングしてみる

テクスチャを描き込む、の続きの続き

UVマップを元に、さらにテクスチャを描き込んでゆく。

 

といっても、Shadeでケッ躓いたポイントは、前回までで、ほぼ出尽くした。あとは、テクスチャを、いい感じに描き込んでゆくだけだったりする。テクスチャの描き込みに関しては、普通にCGを仕上げてゆくのと、それほど変わらない。各人が、それぞれ得意とする描き方で描けばよい。

 

・・・と、終わらせてしまうのも何なので、一応、今回描いたテクスチャの手順を上げておくと。

使用したソフトは、すでに書いた通り、PhotoshopCS3。大まかな流れとしては、下絵の色を単色でべた塗りして、その上に陰影のレイヤーを重ね上げてゆく、という手順になる。

 

まず、胴体の周りを黄土色でべた塗り。

テクスチャ作成#21

次に、この胴体レイヤーを選択している状態で、[レイヤー]-[新規塗りつぶしレイヤー]-[べた塗り...]を選択し、

テクスチャ作成#22

クリッピングマスクのチェックボックスをONにして、OKボタンを押す。すると、色選択のダイアログが出てくるので、黒を指定してOKボタン。すると、黄土色の範囲だけが描画対象となる黒のべた塗りレイヤーが出来る。作成直後は、全面が塗りつぶされている状態なので、塗りつぶしレイヤーを一度全てクリアしてから、改めて影になる部分だけ描き込んでやる。

テクスチャ作成#23

こんな感じ。影の形状を整えたら、次に、このままでは影の色が濃すぎるので、塗りつぶしレイヤーの不透明度を下げて、濃さを調節する。パーツによっては、影の色そのものの調整(真っ黒ではなく、濃い灰色など)を併用すると、いい感じに仕上がる。結果、

テクスチャ作成#24

こんな感じに調整した。色味の調整なので、UVマップのレイヤーを非表示にしてある。これを一度ファイルに保存して、Shadeでテクスチャを更新し、見かけを確認する。影の範囲などが気に入らない場合は、Photoshopに戻って、さらに描き込み、を繰り返す。

濃さが大幅に異なるような影を付けたい場合は、影レイヤーを複数作成してやると良い。

また、パーツに光沢を付けたい場合は、影レイヤーと同様の作業で、「白い色」の影を付けてやると良い。

 

以上の手順を、全てのパーツに対して繰り返してやると、

テクスチャ作成#25

こんな感じに仕上がる。ちなみに、この段階で、レイヤーがどうなっているかというと、

テクスチャ作成#26

こんな感じ。この手法だと、どうしてもレイヤー数が激増するのだが、後で色の変更が楽になるなどのメリットも多い(たとえば、このシュガーポットなど)ので、お勧め。ちなみに、普通に絵を描いた場合は、さらにレイヤー数が多くなる。今回のテクスチャについて言えば、むしろレイヤー数が少ないぐらいだったりする。

 

だいたいこんな感じで描いてゆく。普通の絵を描くときとの違いはと言えば、輪郭をぼかしたりアンチエイリアスを掛けたり、などの処理が、高解像度の絵とはかなり異なるという点。下手にアンチエイリアスを掛けてしまうと、モデルに貼り付けたときに、むしろ絵が汚く見えてしまったりするのだ。「丁寧に、かつシンプルに」描き込むこと、というのが、コツと言えばコツになる。

 

テクスチャが仕上がったら、最後に不要なレイヤーを非表示にしてから、[ファイル]-[別名で保存...]で、

テクスチャ作成#27

フォーマットを、TargaまたはPNGにしてから保存する。このモデルを、あとあとDirectXで使用するならTargaを、OpenGL等で使用するならPNGを使用するといいかも。

 

あとは、保存した画像ファイルをShadeに「シーンに取り込む」で読み込んで、作業用に設定しておいたpsdファイルと置き換える。

 

これで、全作業が終了。というわけで、

鍋

 

鍋の完成!