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病気かなと思ったら

金魚も生き物ですから、病気にかかることもあります。では、金魚の病気には、どのようなものがあり、どのように治療すればいいのでしょうか。

治療をはじめる前に

看病金魚でなくとも、ペットを飼っていると、不意の怪我や病気は頭の痛い問題です。特に金魚となると、診てもらえる動物病院もあまりないために、飼い主が全責任で治療に当たることになります。また、水中にいるために、治療がとてもしづらいのも難点です。さらに、病気によっては、一度発症してしまうと急激に悪化したり、場合によっては頓死(ほんの数秒前までは何ともなかったのに、突然死んでしまうこと)してしまったりします。

正直なところ、病気の金魚に対して、できることは限られています。それでも、飼育の初心者でもできる、しかし、飼い主の貴方にしかできないことがあります。臆せずに治療に当たってください。

金魚を治療する前に、必ず守ってほしいことがあります。それは、 1 ヶ月を上限に、治療中は金魚に餌を与えないこと、です。1ヶ月を越えるような治療することは、滅多にないと思いますが、そのような場合については、すでに詳しい人への相談を行っていると思いますので、併せて給餌をどうすればいいのかを尋ねるようにしてください。

残念なことですが、治療の甲斐なく、金魚がお星様になってしまうことも多々あります。このような場合は、「日常の管理−金魚の様子」でも触れていますが、丁重に供養してあげてください。

幸運にも、治療の効果が出て金魚が元気になった場合でも、喜んですぐに水槽に戻したり、餌をあげてはいけません。病直後の金魚は、新しく購入してきた金魚と同様、水槽とはかなり違う水質の治療水に馴染んでしまっていますし、また大変疲れています。「金魚を飼う前に−金魚の養生」と同じ要領で、1週間ほどかけて、ゆっくりと水槽に戻してあげましょう。ここで慌ててしまうと、せっかく治療したのに、ショックで別の病気にかかってしまったりします。

 

普段の金魚の様子を知る

普段の金魚がどんな行動をとっているのか、が分からなければ、そもそも病気を見極められるわけがありません。普段の金魚が、どんなことをしているのか、きちんと把握していますか。活発な性格の金魚もいれば、おっとり屋の金魚もいます。リーダー的な金魚もいれば、いつも他の後について泳ぎたがる金魚もいます。金魚にも、それぞれ個性があります。普段から、それぞれの金魚が、どんな行動をとっているのかを、よく見ておきましょう。

おおむね、元気なときの金魚は、昼間は体の鰭それぞれをピンと立てて、水槽の中程を中心に、上から下までを泳ぎ回ります。水温が高いときは、たくさん口をぱくぱくさせて、低いときは無口になります。そして、たまに欠伸をしたりしつつ、大体は餌を探し回っています。また、基本的には団体行動をとりたがりますので、たいてい群れてうろうろしています。

夜になると(ときには明るくても)、金魚は眠くなり、寝ます。寝ると言っても、金魚には瞼がありませんので、目は開けっぱなしです。比較的落ち着ける物陰や、水流の弱いところを探して、主に水底に腰を落ち着けて寝ます。各鰭はややたたみ気味ですが、そこそこぴんと張っていることが多いですね。呼吸は、ほとんどしないようです。

金魚が普段と違った行動をとっているときは、必ず何かしら理由があるはずです。代表的な物については、下にあげておきますが、これらに当てはまらない場合や、原因がはっきりと分からないような物については、詳しい人に相談してみましょう。

 

病気の前兆を見逃さない

金魚が病気にかからないように、環境を整えてやるのが一番なのですが、不幸にして病気にかかってしまうこともあります。そんなときも、病気が本格的になる前に気が付けば、治療もスムーズに進みます。では、どんなところに注意してあげればいいのでしょうか。

はなあげ

金魚すくいなどで、金魚が水面近くに集まって、口をぱくぱくさせている行動を見たことがあるかと思います。これは、「はなあげ」と呼ばれる行動で、水中の酸素が極端に少なくなったときに、呼吸困難に陥り、苦しくなってする行動です。水面近くの、酸素が比較的多く含まれている水を取り込むことで、急場をしのいでいます。

この行動が続くと、金魚は呼吸困難で死んでしまったり、無理な呼吸を続けることで鰓に負担がかかり、そこから病気になることもあります。この行動が見られた場合は、急いでエアーポンプなどで酸素を補給してあげましょう。また、ふつう水槽の酸素がそこまで低くなることはまず無いので、何かしら原因があるはずですので(水槽に比べて金魚の数が多すぎる、水がひどく汚れている等)、対策を立てるようにしましょう。

ただし、餌を食べた直後のはなあげについては、食べるためにエネルギーを多く使用したための、ごく一時的な酸欠の場合もあるので、15分ほど様子を見てみましょう。普段通りの元気さに戻るようであれば、問題はありません。

はなあげによく似ているのですが、餌探しの時も、似たような行動をとることがあります。このときは、特に問題はありませんので、安心してください。浮上性の餌のように、いつも水面に浮いている、あるいは水面近くで餌を食べるような習慣がついている金魚だと、よくやります。違いの見分け方ですが、はなあげの時は、体全体に張りが無く、いかにもだるそうに動いています。逆に餌探しの時の金魚は、普段通りに元気に動いているはずです。また、餌をあげる場所が決まっている場合は、大体その近くでしか行いません。そして、餌をとるときの動作をしますので、空気を吸い込んで鰓から出す、ということをします (金魚は、口から餌、水、空気をまとめて取り込んで、鰓の奥で餌だけを濾しとり、残りを鰓からはき出すために、そのように見えます) 。はなあげの時は、空気を鰓まで取り込むことはしません。

水面近くでぼーっとしている

各鰭がだらんとして、水面近くでいかにもだるそうにしているときは、病気の黄色信号です。はなあげと似ていますが、はなあげほど積極的に水面でぱくぱくはしません。これは、エラ病と呼ばれる症状のときの典型的な行動で、放っておくと他の病気に発展する可能性が高いので、速やかに治療に移りましょう。

水底や物陰でじっとしている

体の鰭の様子を確認して、それぞれに張りがあるようなら、金魚が寝ているだけかも知れません。明るくすると起き出してくるようであれば、心配はいりません。各鰭を元気なく垂らしていたり、他の金魚が元気に泳いでいるのに付いていこうとしない、餌をあげても来なかったり、いかにもだるそうに食べていたりするときは、すでに何らかの病気にかかってしまっていると考えた方がいいでしょう。他に身体に変化がでていないかを確認して、後述の「金魚の万能薬・食塩」の要領で、速やかに治療に移りましょう。

おかしな泳ぎ方をする

普通に泳いでいた金魚が、突然鰭をせわしなく動かしたり、体をけいれんさせたり、水底などに体をこすりつけるように泳いだり、狂ったように泳ぎ回ったりする場合は、何らかの病気の前兆になっていることがあります。まれに、水中をただよっている細かな泡が鰓に入ってしまい、びっくりして暴れることもありますが、これはすぐに収まりますし、一過性のものなので繰り返すことはありません。

上の行動が繰り返し見られるようであれば、水質が悪化して苦しんでいるか、白点病などの原因となる繊毛虫が水中をただよっているために、体がかゆくてしょうがないか、といった原因が考えられます。いずれにしても、まずは水槽の水を8割方交換しましょう。それからしばらくの間は絶食をして、注意深く様子を観察し、2〜3日して再発しなくなれば一安心です。しかしながら、行動が再発してしまった場合は、水槽内の金魚すべてに影響がでると思って間違いありません。後述の「金魚の万能薬・食塩」の要領で、水槽を丸ごと食塩水に変えて、治療を開始しましょう。

金魚がひっくり返る

病気の末期症状で、もはや体を支えるだけの体力が残っていないか、または転覆症と呼ばれる症状のいずれかです。転覆症であれば、体を軽くつついてやると、あわてて潜っていこうとするなど、ひっくり返っていることを除けば、通常の元気な様子が見られますので、区別ができると思います。

末期症状の場合は、とりあえず、後述の「金魚の万能薬・食塩」の要領で治療を開始してみてください。ひょっとしたら、息を吹き返してくれるかも知れません。転覆症の場合は、根本的な治療方法はないのですが、対症療法はありますので、試してみてください。

金魚の体に変な色や物がついている

まず、ついている物がなんなのか、を見極めましょう。主に見られる物としては、白点病による白い点々、白雲病などに代表される、金魚の粘液が過剰に分泌されて粘膜が浮いているように見えるもの、イカリムシ等の寄生虫が寄生しているもの、等があります。これ以外では、まれに、金魚のした未消化の半透明の糞がまとわりついているのを錯覚している事もあります。糞であれば、放っておいてもすぐにとれてしまうので、分かるかと思います。

寄生虫や病原菌であった場合は、それぞれに対応した治療を試みましょう。

いずれにも当てはまりそうにない場合は、もうちょっとやっかいな物かも知れません。「金魚を飼う前に−養生中におかしくなったら」に倣って、詳しい人に相談してみましょう。

金魚の体が変な形になっている

尾腐れ病に代表されるような、鰭がばさばさになり始めた、といった症状であれば、比較的対処は簡単ですので、後述の対応した治療を試みましょう。

それ以外の症状の場合は、症状の特定、治療法など、ちょっとやっかいなものが多いです。とりあえず、後述の「金魚の万能薬・食塩」の要領で治療を開始しておき、「金魚を飼う前に−養生中におかしくなったら」に倣って、詳しい人に相談してみましょう。

 

金魚の万能薬・食塩

金魚の様子がおかしくなったときに、昔から行われている治療方法で、食塩水を使う、というものがあります。塩自体にも、殺菌などの効果があるのは確かなのですが、一番はっきりしている効果は、金魚の呼吸などの機能を助け、楽にしてあげることです。

一般に、動物の血液や体液は、ある一定濃度の食塩水と同じで、真水ではありません。この状態で、動物が真水につかると、浸透圧という現象のために、周りにある水が、どんどん動物の体内に取り込まれていきます。これは人間も同様で、長時間お風呂などに入っていると、手がしわしわになることでも分かります(人の指先には、水がしみこまないようにするための防御機構、特に皮脂と呼ばれる油の膜がほとんど無いために、水の浸透が防げず、結果として水を大量に吸い込んで、だぶだぶになってしまうためです)。

では、なぜ金魚などの川魚が真水の中で暮らせるのかというと、鱗や粘膜などで外から体内に水が入ってこないようにする仕組みが備わっているからです。つまり、金魚は、体の中にしみこんでこようとしている水と、絶えず戦いながら生きていることになります。この戦いで、金魚にとってもっとも厳しい場所が、鰓になります。ここでは、呼吸のために、大量の血管が水のすぐそばに置かれ、絶えず血液が流れているためです。

金魚を食塩水の中に入れてやると、この鰓の部分にかかる負担がぐっと減り、その結果、金魚は楽に呼吸ができるようになり、余った活力を、病気を治すための自然治癒能力にまわすことができる、というわけです。食塩水とはすなわち、金魚の自然治癒能力を大きく上昇させてくれるもので、人間で言えば、病院の集中治療室のベッド並みに管理された環境になる、といったところでしょうか。

では、その食塩水ですが、どのくらいの濃度を使用するでしょうか。上記からすると、金魚の血液と同じが一番いいように思えますが、同濃度にしてしまうと、金魚が外の新しい水を体に取り込めなくなってしまいます。ちょうど良いのは、金魚の血液(体液)よりやや低いあたりの、1%強です。しかしながら、初心者のうちは、この濃度を使用してしまうと、精密なコントロールが大変難しいため(たとえば、水が自然蒸発しただけでも、濃度は簡単に上がってしまいます)、ちょっと間違えただけで、あっという間に金魚が死んでしまうことになります。そこで、一般には、コントロールを多少間違えても十分に許容範囲内に収まる、0.5%という濃度が、よく使用されます。

塩と水の量については、「金魚を飼う前に−金魚がきたら最初にすること」でも述べてありますが、病気治療用の食塩水を作る場合は、水を新しく用意するのではなく、できるだけ水槽の水、つまり、金魚が住み慣れた水(飼育水)をとりだして利用するようにしてください。これは、水質の変動を可能な限り押さえて、病中の金魚に負担をかけさせないようにするためです。飼育水が汚れているなどの理由で、どうしてもそのまま使用できない場合でも、できるだけ新しく用意した水と半々ぐらいで混ぜるようにして利用してみてください。この場合は、金魚にショックを与えないように、「金魚を飼う前に−金魚がきたら最初にすること」で、金魚を袋から移すときの要領で、飼育水と治療用の食塩水を少しずつ合わせるようにして、金魚にかかる負担を押さえるようにしてください。

実際の手順としては、ブログの記事を参考にどうぞ。

 

典型的な病気と対策

代表的な病気と、緊急事態のために、典型的な治療方法を併記しておきます。しかしながら、金魚の病気の大半は、見た目はよく似ているのに、原因はまったく別で、ある場合は効果がある治療方法が、同じ症状でも全然効果がなくなってしまう場合も珍しくありません。

金魚の様子から原因を類推できるようになるまでは、各治療方法は、あくまでも緊急避難的なものだと割り切り、なるべく早いうちに、詳しい人に相談することをお勧めします。

鰓病(えらびょう)

水質の悪化などがもとで、主に鰓を中心にダメージを受けるので、総称してエラ病と呼ばれています。症状初期は、金魚に元気が無く、ぼーっとしたようになりますが、病気が進行すると、片方の鰓が動かなくなる、呼吸をほとんどしなくなる、体が傾く、などの症状とともに、同じ原因菌によるその他の症状が現れます。

一般的な対処としては、とりあえずのところ、細菌類に効果の高い「観パラD」や「グリーンFゴールドリキッド」を食塩水と併用して治療を開始します。そして、なるべく早めに原因を特定して、対応するようにします。

尾腐れ病(おぐされびょう)

主にカラムナリスと呼ばれる細菌による感染で発病し、金魚の鰭がとけてぼろぼろになっていく病気です。「尾腐れ」とありますが、尾鰭以外の鰭でも発症します。対策としては、細菌類に効果の高い「観パラD」、「グリーンFゴールドリキッド」、「エルバージュ」などで治療にあたるといいでしょう。

白雲病(はくうんびょう)

繊毛虫や鞭毛虫などの、細菌よりも大きな病原虫が金魚の体表にとりつき、そのために金魚が粘液を過剰分泌させます。その粘膜が、雲がかかっているように見えるところから、白雲病と呼ばれています。対策としては、繊毛虫や鞭毛虫に効果のある「グリーンFリキッド」、「トロピカルゴールド」などの薬品を、食塩水と併用することで治療にあたるといいでしょう。

白点病(はくてんびょう)

金魚の病気のなかでは、比較的初心者でも症状の見分けがしやすい病気で、治療も行いやすい病気です。原因となる繊毛虫が群れることで、体表に1〜数mmの白い点々が、数個から無数に現れます。感染力が強く、底砂利の中にも潜みますので、一匹発症したら、水槽すべてを治療の対象とする必要があります。

症状が軽いうちは、食塩水のみでも完治させることができます。また、水温が28℃以上になると、自然死滅する場合が多いです(まれに、高温に耐性を持つものもいます)。繊毛虫や鞭毛虫に効果のある「グリーンFリキッド」、「トロピカルゴールド」などの薬品を併用しても効果があります。

いずれの場合でも、病原虫を駆除できるのは、水中を漂っている間だけですので、底砂利に潜んでいる場合も考慮し、金魚の体表から白点が消えても、3日〜1週間は治療を継続するようにしましょう。

いずれの治療も効果が出ない場合は、民間療法になりますが、唐辛子を試してみるのもいいかもしれません。詳しくはブログの記事(その1その2その3まとめ)を参考にして下さい。

寄生虫(きせいちゅう)

金魚の体表に、目に見える大きさの寄生虫がとりつく病気です。寄生虫は、金魚の体液を吸い取ることで成長します。水槽で水道水を利用して飼育している場合は、管理をずさんにしない限り、滅多に発生しません。病気とは違いますが、治療する必要があります。また、寄生虫が居るということは、何らかの方法で外部から紛れ込んできた、ということですので、水槽の掃除や換水などで手落ちがなかったか、今後のためによく検討するようにしてください。

寄生虫の代表的な物としては、細長いひものように見えるイカリムシ、やや黄色がかった点に見えるウオジラミがいます。対処としては、寄生虫をピンセットなどで取り除ければ一番良いのですが、金魚の扱いに慣れていないと、いろいろと難しいと思います。その場合は、寄生虫に効果のある「トロピカルゴールド」や「マゾテン」などの薬品を使用して治療を開始し、寄生虫が金魚の体からはがれ落ちるまで続けます。

転覆症(てんぷくしょう)

琉金などの、丸形、樽形の金魚によく見られる症状で、原因、治療法ともに確立されたものがありません。浮き袋に何らかの異常が発生したために、金魚が体を水平に保つことができなくなり、水面近くに浮きっぱなしになったり、体が傾く、ひっくり返るなどの異常な状態になります。

この症状自体が致命傷になることはないのですが、転覆している金魚は、体力を奪われていきますので、長期間放っておくと、やがて衰弱死してしまいます。

対処ですが、転覆症状は低温で顕著に現れますので、水温を 20 ℃以上に保つことで、たいていは普通に泳げるようになります。ただし、転覆症は完治はしませんので、温度を下げると、再び転覆を起こしやすくなります。また、給餌についても、量を間違えたり、傷んだ餌を与えたりした場合は、転覆の症状が悪化することがありますので、注意が必要です。

立鱗病(りつりんびょう)

松かさ病(まつかさびょう)とも呼ばれます。水質が極端に悪化した、などが原因で、常在菌のエロモナスが金魚の体内で増殖してしまい、鱗の下に水疱ができ、鱗が逆立ったように見える病気です。伝染性はほとんどありませんが、速やかに隔離をして、エルバージュによる薬浴で治療を開始します。

この病気は、よほど水質管理をずさんにしない限り、まず発症しない病気です。病魚が出てしまった水槽は、速やかに8割ほど換水すると同時に、水質悪化の原因を見つけて除去するようにして下さい。放置してしまうと、他の金魚も病気を発症してしまう可能性が高いです。

立鱗病については、私自身は残念ながら治癒しませんでしたが、反省を踏まえた治療方針をブログの記事にまとめてありますので、参考にどうぞ。

 

怪我の治療

病気とは異なりますが、水槽内に入れた小物などで、金魚が怪我をしてしまうことがあります。普通は、それほど大きな怪我を負うことは無く、大抵は自然治癒してしまうのですが、怪我の程度がひどかったり、二次感染の危険があるような場合は、消毒をしておきましょう。

金魚の怪我の消毒には、人間用のヨードチンキやイソジンなどのヨウ素系消毒剤が利用できます。薬局などで普通に購入することができますが、入手が難しい場合は、うがい薬のイソジンでも代用できます(ヨウ素系のうがい薬に限ります)。これらの薬を、脱脂綿などに滴るほどに含ませておき、金魚を水から取り上げて素早く患部に塗布して下さい。金魚が暴れるなどして難しいかも知れませんが、無理をせずに手早く処置するようにしましょう。

 

いわゆる民間療法について

インターネットを見ていると、「白点病には鷹の爪が効く」など、科学的に検証されてはいないが、治療には効果があるらしいといった、いわゆる民間療法について書かれていることがあります。これらについては、「たしかに効果が見られるもの」から「たまたま誰かがうまくいったのを、誇大吹聴したために広まってしまった、都市伝説レベルのもの」まで、玉石混合です。また、別の原因、たとえば併用していた食塩の方が効果を示していただけ、などということもあります。

これらの治療法については、科学的に裏付けのとれている物であればいいのですが、むやみに行うのは危険です。実験的に行うのであればいいのですが、大切な金魚に対しての治療では、科学的に検証が済んでいる方法を使うのが一番無難でしょう。