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水槽の設置

市販の水槽を購入した場合でも、オリジナルの容器を利用する場合でも、水槽の準備は、だいたい同じように行います。

水槽を準備する

器具を洗う

器具の水洗い使用する機材(水槽本体、濾過装置、アクセサリーなどの小物類)を、電源やモーター部分に水がかからないように注意しながら、すべて水洗いします。このとき、決して洗剤を使用してはいけません。洗剤は、ほんの少し残っていただけでも、金魚に対して非常に悪影響を及ぼすからです。おろしたての新品スポンジを使用するか、無ければ手でこするだけでも構いませんので、水だけで洗うようにします。

はじめから金魚用として売られている水槽であれば、薬品などでコーティングされているようなこともないので、表面のゴミを洗い流す程度で十分です。そうでない場合は、一般に商品の表面を保護する目的で、何らかの保護材が塗布されている場合もあります。スポンジで、丁寧に洗い落とすようにしましょう。

またこのとき、水槽にひび割れや水漏れがないかを、簡単に確認しておきましょう。設置してから水漏れが発覚すると、周りは水浸しになり、すべてやり直しとなるので、かなりヘコみます。

 

水槽本体を設置する

水槽を設置します。設置するのに適している場所としては、

  1. 人目に付く
  2. 明るすぎず、暗すぎず
  3. 直射日光が当たりにくい
  4. 冷暖房器具から離れている
  5. 比較的静か
  6. 多少水がこぼれてもどうにかなる
  7. 水槽の水を交換しやすい
  8. 比較的近くにコンセントがある

あたりを基準に検討するといいでしょう。一度水を張ると、水槽を動かすのは大仕事になります。慎重に検討しましょう。

 

バックスクリーン貼り

水槽を置く場所が決まったら、その場所が完全に平らになっているかを、再度確認してください。水槽を置く場所がでこぼこしていたり、水槽の一部がはみ出していたりすると、それがもとで、水槽に亀裂が入ったりしますので、十分すぎるくらいに確認してください。また、実際に水槽を置いたときに、ちゃんと水平になっているか、ぐらつきはないかをもう一度丁寧に確認するようにしてください。

もし水槽にバックスクリーンを張ろうと思っているのであれば、水槽を置く前に張る方が作業がしやすいです。水槽の裏側に、水槽の外からかぶせるように張ります。スクリーンの端は、セロハンテープなどで留めます。水槽の内側から張る人もいるようですが、隙間に汚れが溜まりやすいので、おすすめしません。

底面濾過装置を設定する

水槽設置#1これは、底面濾過装置を使用する場合だけですが、水槽の一番底に置く都合上、一番最初に設置をします。場所や位置を確認してください。また、忘れがちなのですが、エアーポンプが別に必要な物については、この時点で、濾過装置にエアーチューブを取り付けておく必要があります。

砂利を敷く

水槽設置#2底砂利を使用する場合は、砂利を敷き詰めます。砂利は、事前に洗う必要があるものと、無いものがあります。袋に指示が書かれていますので、確認して、洗うように指示されているものについては、水槽に敷く前に洗っておきます。

砂利を洗うときは、一度にまとめて洗おうとするとかなり大変なので、洗面器などに少量ずつ取り、お米をとぐ要領で、汚れを洗い流していきます。基本的には、といだ水が濁らなくなるまで洗うのですが、白玉砂利などは、洗っても洗っても、洗う端から石が擦れて削れるために、延々と白く濁り続けます。このようなものについては、適当なところで見切りをつけて、ざっとすすいで終わりにしましょう。

洗い終わったら、砂利を水槽の底に敷き詰めてゆきます。底面濾過装置を使っている場合は、装置全体が埋もれるように砂利を敷きます。砂利を敷くときは、手前を低く、奥が高くなるように敷くと、見栄えが良くなります。ただし、底面濾過装置を使用する場合は、濾過能力にムラが出てしまい、あまり良くないので、できるだけ均一になるように敷きましょう。

小物類を飾り付ける

水槽設置#3水槽内に置く小物類の飾り付けをします。金魚が泳ぐスペースをつぶさないように考えながら、自分の好みでいろいろと配置してみてください。水を張る前であれば、置き直しも手間がかからず自由にできますので、納得のいくまで工夫してみてください。水草も植える予定であれば、植えた後のことも考えつつ、配置をしてみましょう。

水を張る

水槽設置#4水槽に水を張ります。このときに、勢いよく水を入れてしまうと、せっかく敷いた底砂利や、配置した小物類が散乱してしまいます。バケツから直接流し込むのは論外です。必ずホースなどを使うようにして、少しずつ水が入るようにします。丁寧に注いだつもりでも、底砂利などは意外と舞い上がってしまいますので、水を注ぐときは、くれぐれもゆっくり慎重に行いましょう。あらかじめ底にお皿のような水受けを敷くか、手の平で水受けを作っておき、そこに水が注がれるようにしてやると、舞い散りにくくなります。

水を張り終わったら、念のため水槽の周りをよく観察して、水漏れなどが起きていないかを十分にチェックします。もし万が一水漏れがあった場合は、大至急水を抜いてください。残念ながら、水槽は交換になります。

水草を植える

水槽設置#5水草を植えるのは、水がすべて張り終わってからになります。レイアウトを考えつつ、植えてゆきましょう。水草の根を底砂利に埋めるときは、専用のピンセットが売っているので、それを使うのが一番便利です。ピンセットがない場合は、割り箸などでも、そこそこ代用できます。

小物類を置くときと同様に、金魚が泳ぐスペースをつぶさないように考えながら、自分の好みで配置していってください。底砂利に植え込む場合は、やり直しがしにくいので、事前に良く検討してから植えるようにしましょう。

濾過装置を設置する(底面以外)

水槽設置#6底面以外の濾過装置を使用する場合は、一番最後に設置します。機材を組み立て、説明通りの位置にそれぞれ設置しましょう。また、濾過装置によっては、動作前に準備が必要な物もあります。たとえば、投げ込み式濾過装置でよく使われている、空気の出口に付いているエアストーンは、事前に最低数時間は水につけておく必要がありますし、外掛け式濾過装置の大部分は、使用する前に、モーターの部分に水を溜めて、「呼び水」をしておかないと動作しません。それぞれの濾過装置に付いている説明に従って、機器を設定してください。

照明などを設置する

水槽の蓋や照明などは、必要な機材すべてが設置し終わってから設置します。それぞれ、機材の説明書に従って、適当な位置に設置してください。

 

水を張ったら

すべての設置が完了したら、濾過装置を動かしてみましょう。無事動くことが確認できたら、そのまま2〜3時間まわしてみて、水漏れがおこっていないかを最終確認します。すべて問題なく動作していれば、水槽の設置の第一段階は完了です。

しかしながら、これだけでは、すぐに金魚を入れることはできません。水槽の水をこなれさせるために、最低2〜3日は金魚を入れずに、そのまま濾過装置を動かしておきます。すべて新品で揃えた場合、濾過装置や水がなじんでいないため、金魚にとっては少々居心地の悪い状態になっているためです。

水は、それ自体が流れることによって、実に様々な能力を発揮します。たとえば、ゴミを分解したり、悪い化学物質の分解を早めたりします。また、濾過装置についても、フィルターなどに水を通すことによって、フィルター自体が水になじむため、本来の能力を発揮しやすくなります。そして、水それ自体についても、数日おくことによって、比喩的にですが、堅くごつごつした水(新水)から、角が取れた柔らかい水(古水)へとかわり、金魚にとって住みやすい水となるのです。

特に、はじめて水槽を設置した場合などは、金魚にとってこの差は大きいです。くれぐれも、水槽が設置できたからといって、すぐに金魚を入れてしまうのではなく、そのまま数日濾過装置を空回しして、水槽全体をなじませるようにしてください。

 

金魚を入れる

水槽の設置後、2〜3日で、いよいよ金魚を入れることができます。金魚を水槽に移すときは、いきなりぼちゃん、などとしてはいけません。「金魚を飼う前に−水槽に移すまで」を参考にしながら、ゆっくりと丁寧に移してあげてください。

以上で、慌ただしい1週間だったと思いますが、ようやく金魚の飼育が本格的に始まりました。