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尾鰭の名称

金魚の尾鰭は、金魚の体のなかでも一番目立つパーツでしょう。じつにさまざまな形をしていますが、代表的なものには名前が付いています。また、特定の品種固有の尾鰭にも、名前が付いているものがあります。

鮒尾金魚の祖先、鮒が持つ尾鰭そのものの形をしていますので、「鮒尾(ふなお)」と呼ばれています。「サバ尾」と呼称されることもあります。

金魚の遺伝上の特徴から、どの種類の金魚にも発生する可能性がある尾鰭なのですが、一般的には鑑賞上の価値が低いとされています。金魚すくいでお馴染みの小赤(こあか)などは、この理由で跳ねられたために安価に流通している個体です。

ただし、この尾鰭を特徴とする金魚もおり、庄内地方で親しまれている玉サバという金魚などは、琉金の体型に、この尾鰭を持つことで知られています。

 

 

吹き流し尾鮒尾と似た形の尾鰭ですが、特に長く伸びているものは、「吹き流し尾(ふきながしお)」と呼ばれています。主にコメットや朱分金などが持つ尾鰭で、体長(金魚の胴体部分)より長く伸びている場合もあります。流線型の流麗な体型の金魚が、長い尾鰭を引きながら泳ぐ様は、見事の一言に尽きます。

ちなみに、琉金や出目金にこの尾鰭が発現した場合は、通常は選別の対象になるのですが、「柳琉金(やなぎりゅうきん)」「柳出目金(やなぎでめきん)」と呼んで、通常個体よりも好んで飼う人もいます。

 

三尾鮒尾から突然変異により発生した尾鰭で、上から見ると三つ叉になっていることから、「三尾(みつお)」と呼ばれています。 金魚といえば、たいていの人は、この尾鰭を連想するでしょう。ほぼ全ての種類の金魚に現れる形状で、下で紹介する四尾、桜尾、反尾などとまとめて「丸尾(まるお)」と呼ばれることもあります。

 

四尾三尾と似たような形状をしていますが、鰭の中央に、根元まで切れ込みが入っており、上から見ると四つ叉になっているので、「四尾(よつお)」と呼ばれています。三尾に比べて、切れ込みが多く入っているために、泳いだときに、より優雅に尾鰭が揺れる、として好まれています。

 

桜尾三尾と四尾の中間のような形で、上から見たときの尾鰭の切れ込みが、桜の花びらを連想させることより、「桜尾(さくらお)」と呼ばれています。上の三尾、四尾とあわせて、金魚を代表する尾鰭の形状の一つです。

 

孔雀尾四尾が、さらに変形した形をしており、大きく広がった様が孔雀の尾羽を連想させることから、「孔雀尾(くじゃくお)」と呼ばれています。地金(じきん)という金魚が特徴的に持つ尾鰭です。

熱心な愛好家がいる種類の金魚で、胴体が白く、鰭と鰓蓋、口許のみが赤い色をしている体の配色の特徴から、六鱗(ろくりん)とも呼ばれています。この発色は、自然発生するものではなく、稚魚のうちに一度赤い鱗を全てそぎ落として白くすることで、鰭のみに赤い色を配色しています。

 

反り尾丸尾の中でも、特に大きく張り出した尾鰭で、先端が胴体側に反り返っていることから、「反り尾(そりお)」と呼ばれています。土佐金(とさきん)という金魚が特徴的に持つ尾鰭で、上から見たときのヒラヒラ、フリフリ度は、群を抜いています。

土佐金は、名前の通り土佐特産の金魚で、昔は、その優雅な姿から門外不出とされていたそうです。また、この尾鰭は、遺伝もありますが、特殊な飼い方により発達させることで、より大きく反り返る特徴があります。

 

ブリストル朱分金こちらの尾鰭は、ちょっと特殊で、イギリスで品種改良されて作り出されたブリストル朱分金(しゅぶんきん)という金魚が特徴的に持つ尾鰭です。横から見ると、綺麗なハート型をしています。

生憎と私は、この金魚を映像でしか見たことが無く、尾鰭の正式な呼び名を知りません。もしご存じの方がいらっしゃいましたら、連絡フォームでお知らせ戴けますと幸いです(スパム対策でメールアドレスを表示していませんが、info+当サイトのアドレス宛のメールとなります)。